2006.10.14
_ [絵][イベント]池田学個展『景色』
http://www.mizuma-art.co.jp/_archive/200609_ikeda_j.html中目黒で明日までやってるんだけど、これはちょっとすごい。今まで全然知らなかったけど、行けるなら観に行くといいです。
基本的にはわりと細かいペン画で、ヴィネットが無数に寄り集まってできた巨大なダイオラマというか、『Simcity4』のズーム端並のディテールで大都市全体を描写しているというか、『The Tower』でもいいな。あの手の、小さいキャラがこちゃこちゃと動くコンストラクション物。あとはそう、描き手のインスピレーションのままに暴走した輪切り図鑑(クロスセクション)みたいな雰囲気もある。2m平方とかの尋常でないサイズのキャンパスにミシッと詰まった情報量がとにかく圧倒的。単純な書き込みの量というだけではなくて、小話小ネタが隙間なく詰め込まれていて、ポケーとみているだけで陶然となって時間がすぎていく気持ちよさを絵で味わうってのは、わりと忘れてた感覚です。この絵を見るためにGoogle Mapのインターフェースが必要って感想には首肯しきり。
_ [自転車][とるにたらない]都会ではピスト乗る若者が増えている
けれど僕には今日の雨 掃除が面倒くさい。
最近、恵比寿・渋谷界隈でピストに乗る若い男女をみかける機会が増えまして。ピストってのは競輪に使うような、タイヤが空回りしない作りの競技用自転車のことです。ブレーキもついてない場合が多かったりする、なんというかピーキーすぎてお前にゃ無理だぜ的な例のアレです。一部のメッセンジャー業の人達がよく乗ってたりしたんですが、最近特にそうでもないオシャレ階級の人に訴求してんのな、という印象があって。その仕掛りの最たるものとして、いさましいちび(そして顔のこわばりが直らない)のトレンドセッターであるところの藤原ヒロシが、スキッド(という変な競技があります)のためにLOOK(メーカー名)の496(商品名)っていう、80万円くらいするフルカーボンのピストフレームで一台組んだという話があったり(http://blog.honeyee.com/hf/archives/2006/09/look_at_look.html)して、僕の中でピストに対する変な偏見がはぐくまれてたのですが。
んで、今日個展の帰りに原宿をウロウロしてたら、ほんとにピストダウン人が沢山いて驚きました。四辻でバック踏んでキュッキュ言わせたりとか、いわゆる裏原宿の洋服屋でたむろしていたりとか。キャットストリートで藤原ヒロシ本人も見かけたし、きっとその内、ディレイラーのついた自転車に乗ってるだけで嘲笑の的になり、STIレバーをもぎ取られたり、SPDシューズ狩りなどが行われるようになるんだと思います。怖いので通勤にあの辺りを通るのはしばらく控えようと思います。ピスト乗ってる人たちはみんなケンカ強そうだし。
_ [映画]レディ・イン・ザ・ウォーター
http://wwws.warnerbros.co.jp/ladyinthewater/あの詐欺師のインド人は最近、人を騙す前にまず自分を騙すようにメソッドを変えたみたいなのですが、自分が騙されて信じ込んでるからって何の説明もなしに他人にホラを吹いてもキチガイ扱いされるだけのような気がします。そういった意味で、あのインド人は今までの映画作法を解体して、どんどん自分の描きたい事しか描かなくなってるような感じ。なので、初期作品による不幸な刷り込みで例のインド人にビックリオチを期待してる人(そういった人が20XX年にもなってまだ生き残っているどうかわかんないですが)には観るべきところのない映画かもしれないです。居心地のよさそうな限定環境で朴訥なボンクラ達がインド人の妄言に振り回されてちょっといい話みたいな、観ながらだんだん気が抜けていくようなテンションが、僕は嫌いじゃないんスけど。つかバカな若者5人組がいいすね。ああいうのがしたい。

