ザ・グランドファーザー : おじいちゃん

the grandfather

Latest


2005.10.01

_ [映画][感想]銀河ヒッチハイクガイド

http://www.movies.co.jp/h2g2/
PさんとHさんを誘って観に行く。予想以上……ってか大した予断もなく観たんだけど、いいです。ちょうキュート。幸せな映画化。とても気に入る。以下ネタを割ってる。

そう、絵面がすげえいいんだ。なんかいつも同じことを引き合いに出してる気がするけれど、恐怖と絶対零度のテクノロジーを表象するかのようなハリウッド・スタイル、ハリボテぽい深刻さの目につく青色銀色の未来観では多分描きえないビジュアル。
『黄金の心』号の球と、ヴォゴン船団のスクエアの対比。カラフルなパステル調の色彩で、ちょっとフラット、ちょっとピクトグラム寄せなモーショングラフィックスで描かれる、ヒッチハイクガイドの中身(インターフェイスの感じは、TNGのエンタープライズ号のコンソールをちょっと連想する。あのフラット感、好きなんだけど。『Remind Me』とかも繋がっていい)。 鬱病ロボのマーヴィンをはじめとして、超コンピュータのディープ・ソートや、敵役のヴォゴン人(ボンデージぽい戦闘服着てる時が特に)、ヴォゴン人の役所で列を作ってた無名星人達までクリーチャーやメカの意匠がやけにキャラクターぽいというか、非アメリカ的、ヨーロッパぽい、と言ってしまっていいのかどうかちょっと判らないんだけど(最初、ちょっと国産ぽいかとも思ったんだが違う。KoziolとかALESSIのキャラクタライズされた小物辺りからの連想かもしれない)、真に今日的なセンスでの為遂げられぶり(ヴォゴン人はテクスチャが凝っててちょっと印象が違うかもなんだけど、シルエットや顔の作りを気にすると、やっぱりかわいらしく見える)。それらの優れたデザインワークによって、原作が持ってる、本当の洒脱さ、ユーモアに対する真摯さ、ガチな馬鹿馬鹿しさや、21世紀にあっては色褪せたようにも見える牧歌的な空気感を、説得力をもって映像に落としこめてる感じ。

あと、イギリス人の、意地悪心をこねくり回す時の感覚が観てて嬉しい。"地球で二番目に高度な知的生命体"によるつかみはもちろんすばらしいし、バックアップされた地球の生命活動が始まるときの、ナショナルジオグラフィックげな映像に浮き浮きなエフェクトが乗るとこなんかもちょうニヤケポインツ。こないだ見た『チャーリーとチョコレート工場』も相当良かったけど、この辺のまろやかな悪意の扱いについては銀河ヒッチハイクガイドの方が好きなとこか。

構成が荒っぽくて、ちょっと説明不足だったり、唐突に感じるとこもある。それでも、わりと広い層に対して劇場に足を運んでよかったと思わせるだろうし、自分としては特別な愛着を持つに足る作品になんじゃねえか。とりあえずDVDは買う。もうあんまりかかってる劇場もなさそうで、地域によっては無理かもなんだけど、でも行けたら観に行くと、いいんじゃないかと、思うので、ええ。

2005.10.02

_ [とるにたらない]バナナケーキ

  • 材料(分量は18cmのエンゼルケーキ型用)
    • バナナ 3本
    • 小麦粉(薄力粉) 150g
    • バター 60g
    • 鶏卵 2個
    • 砂糖 100g
    • ベーキングパウダー 小さじ2
    • 紅茶 大さじ1
  • 作り方
    1. 型の内側にバター(分量外)を塗って、小麦粉(分量外)を振っておく。
    2. バターを溶かして砂糖と混ぜ、潰したバナナと混ぜ合わせる。
    3. 卵をもったりするまで泡立て、2. と混ぜ合わせる。
    4. 小麦粉とベーキングパウダーを振るいにかけたものに、紅茶をすりばちですりつぶして加える。
    5. 3.と4.をさっくり混ぜ合わせて型に流し込み、170℃のオーブンで30分焼いた後、更に130℃で10分加熱する。 生地に竹串を刺してみて、生っぽい生地がついてこなければ完成。
  • 感想
    • みっしりした感じのケーキができる。バターを菓子用のマーガリンにしてもう1ホール焼いてみたら、やっぱりバターを使ったほうが風味がいいような気がする、が、風味ってなんですか。滋養ってどこにあるんですか。

2005.10.07

_ [WWW][感想]bayarea

http://bayarea.typepad.com/bayarea/
最近仕事場でよく読み返してるサイト。やたらおいしそうな(でも浮世離れしてて、こっちの下世話な食欲を直接刺激するには至らない感じの)文章と画像。特に文章が印象的で。プライベートな文章を、不特定多数の目を触れさせることに慣れてないってか、部課長くらい役付のおじさんが、社内報に寄せた随筆ぽいニュアンス。更年期障害にリーチかけてるくらいの母親が始めて携帯で送ってきたメールぽいといってもいいかも。したっけ、社内報のあるような会社に勤めた事も、母親からメールが来た事もないんだけど。そういう、洗練とは程遠くて、でもよく使い込まれてる、WWWズレしてない気分のいい文体を大量に摂取できる、自分にとってわりとこうあるべき感の高い個人サイト。

書いてる人のパーソナリティが全然明示されてないサイトなんだけど、個人サイトの著者に対して過剰に思い入れるようなストーカー気質を発揮しつつアーカイブを読み進めてくと、なんだかえらく面白そうな背景の持ち主であることが窺い知れたりするのもグッとくる。やぱし、"about me"とかない方が、想像|妄想の伸び代が多くて楽しい場合が多い。てか、このサイトと同じ内容をどっかの社長Weblogがセレブ臭むんむんで、六本木が〜、パワーランチが〜、とかホイチョイ気味にやってたらウヘエとなって逃げ出すんだろうな。世の中知らない方がいいこともあるらしいし、見ない物は存在しないし、見ないと思った物は存在しないし。