ザ・グランドファーザー : おじいちゃん

the grandfather

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2004.11.14

_ [イベント][感想]Herptile Breeder's Market 2004

http://www4.ocn.ne.jp/~hbm/
繁殖爬虫類オンリーイベントに行ってきた。卓数は38、規模としては今まで行ったイベントの中では一番小さい。地下の狭い会場、過剰な人口密度、生体のために灯される大量の白熱灯。極彩色の亀、蛇、蜥蜴、蛙、カメレオン。そして食餌たるコオロギ、芋虫、利便のために羽を退化させたショウジョウバエ。巨大なゴキブリ。樹脂容器に入れられて山積みにされたそれら生体が居並ぶ光景は、デパートの地下食料品売り場の悪夢的なパロディにも見える。異常な密度で生命が凝集しているのに、何の臭いもしないデオドラント感。未知の趣味分野に集う人々の未知の共通点と非共通点。ペット業界のうさん臭さ、ガラの悪さに加えて、先鋭化の末に隔月刊専門誌一つでカバーされるスケールの趣味世界の息苦しさ、一画面で俯瞰できてしまう感じ。その印象と、会場の非現実の先に逆説的に感じる世の中の広大さ。

_ [ゲーム][感想]BURNOUT3 TAKEDOWN

中文版。このゲームにあって、プレイヤーは否定されない。ドリフト、ジャンプ、追走、ニアミス、どんな些細な事も星三つで大仰に称揚される。クラッシュを起こしてもまるで素晴らしいトリックを決めたかのごとく事細かに採点され、(Into Pickup + Soft Landing + 40Ft Skid + 2.9s Air + BackFlip……ただトラックにカマ掘っただけなのに)、ポイントが加算される。大量に用意された評価観点(敵車をクラッシュさせた回数、クラッシュの内容、クラッシュさせた車両の被害額、etc)が、どんな行いにも御褒美を提供する。アンロックニューカー!アンロックニューイベント!アンロックニューアワーズ…… 何をやっても誉めそやし、飴を絶やさずモチベーションを維持させる。プレイヤーに五体倒地をかましたソリューション。褒めて伸ばすゆとり教育。あなた方みんな世界一。この2004年の嘘つき鏡は、車を自機とするゲームでまともに越したタイトルが『ヴィジランテ8』しかないゲームフールをも心地よくゲーム脳に誘う。海外の甘すぎるお菓子みたいな、なりふりかまわないサービス精神の発露に当てられて正体を無くしながら、ふと思う。自分にとってのシューターやレースゲームとは、超えられない壁、プレイの鳥羽口にすら立てない、結晶化した硬派なゲーミングの象徴ではなかっただろうか、それゆえに憧れもするし、遊ばないのに購買していたのだ。当世欧米流のユーザーフレンドリーファイアが、ゲームフールのゲーム幻想を変容させていく。
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